Picasso Dessins 27.3.66 - 15.3.68 ピカソ画集

長期の自宅保管品となります。表紙には汚れ防止のための薄い紙カバーがかかっています。 経年劣化はございます。（画像でご確認ください） パブロ・ピカソが1966年3月27日から1968年3月15日までに制作したデッサンを集めた書籍です。  出版▶︎1969年 出版▶︎Éditions Cercle d’Art ページ数▶︎全232ページ イラスト数▶︎405点   『Picasso: Dessins 27.3.66 - 15.3.68』の魅力は、ピカソ晩年の創造的な爆発を間近で感じられる点にあります。以下のようなポイントが特に魅力的です。 1. 晩年のエネルギッシュなデッサン集 この本には、1966年から1968年の約2年間に描かれた405点ものデッサンが収録されています。ピカソは90歳近くになっても創作意欲が衰えず、むしろ自由奔放な線と大胆な構成で新たな境地を開拓していました。この時期のピカソの作品は、技巧を超えた純粋な表現の喜びに満ちています。 2. 線の芸術としてのピカソ ピカソのデッサンは、ほんの数本の線で対象の本質を捉える驚異的な技術が特徴です。特にこの時期の作品は、シンプルな線の中に深い感情や物語が込められており、まるで即興のジャズ演奏のようなリズム感を感じさせます。 3. ルネ・シャールの序文とシャルル・フェルドの解説 フランスの詩人ルネ・シャールが序文を寄せており、詩的な視点からピカソの作品を読み解いています。また、シャルル・フェルドの解説も充実しており、ピカソの芸術がどのように発展していったのかを知ることができます。 4. 版画や挿絵のような美しいデッサン この時期のピカソの作品は、版画や挿絵のようなスタイルが多く見られます。特に顔の表現や女性の裸婦像など、シンプルな構成の中にエレガントさが際立っています。 5. コレクションとしての価値 本書はÉditions Cercle d’Artから1969年に出版されており、アートブックとしてのコレクション価値も高いです。ピカソの作品を研究する人や、美術愛好家にとって貴重な資料となる一冊です。 ピカソの晩年の創作活動を知る上で、この本はとても魅力的な作品集だと思います。 ぜひご自宅に一冊いかがでしょうか^_^ #書籍の断捨離リストはこちら